悔いを残さず/
山崎 風雅
か
命を削りながら歩いた
今は少し平和だ
誇大妄想の砂嵐の中を
行き先の見えない旅を続けた
瞳に移る風景はモノクロで
心は錆びて
美しい景色をみても
輝かしい感動は生まれてこなかった
人生には限りがある
少しでも人を愛し
自分に誇りを持って
まだ先のながい人生を
マイペースで生きて行ければいい
先生
尊敬する人
ライバル
人の中で生きるしかないのだから
心を輝かせて
笑顔を忘れずに
人生の終わりには
悔いを残さず
去っていきたい
戻る
編
削
Point
(4)