篇/K
*************************************
平和の象徴の旗が
刺さっていた
その旗の周りには人が集まり始め
笑い合う声は絶えなかった
だけどある日
嵐が来て旗は折れてしまった
人は皆どうすればいいか分からなくなった
ニュースは鉛色に染まっていった
そんなある日
旗のあった場所で誰かが笑い合っていた
もう旗はない場所から笑い声が聞こえた
そしてそれは
また日々になっていった
そんな夢を見た
**************************************
戻る 編 削 Point(0)