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平和の象徴の旗が
刺さっていた



その旗の周りには人が集まり始め
笑い合う声は絶えなかった


だけどある日
嵐が来て旗は折れてしまった


人は皆どうすればいいか分からなくなった
ニュースは鉛色に染まっていった



そんなある日
旗のあった場所で誰かが笑い合っていた



もう旗はない場所から笑い声が聞こえた
そしてそれは
また日々になっていった






そんな夢を見た


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