突き当たりの病院/
チアーヌ
通りの
突き当りには
とても大きな
古い病院
薬と
消毒と
おしっこの匂い
クリーム色のカーテン
ひびの入った白い壁
触ると
とても冷たい
わたしは病気で
入院した時のことを覚えていない
寂しくて
甘くて
くすぐったいような
そんな
早くたこやき買ってきて
お母さん
看護婦さんがね
いいって言ってくれたよ
お母さん早く来て
お母さん
お母さん
もうないのよ
あの場所は
たぶんでもわたしはきっと
あそこで
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