お願い。/
プル式
君の艶やかな黒髪を
僕はそっと撫でる
君の緑の瞳を
僕はそっと愛でる
そうする僕を面倒臭そうに
君は何も言わずに見つめ返す
僕の首に爪を立てる
君の強さ
僕の指を噛む
君の野生
僕を置いて行く
君の本能
僕は眠りが浅いから
君が布団に来れば分かるさ
だのに触れた瞬間に
どうして君は僕の事を見向きもしないで
ソファーに行ってしまうのだろう
あぁ神様にお願いです
僕の言葉を
彼女に届けてください。
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