時と自分と独り言と/おっとっと
 
削れて行くこの身を私以外の誰が救ってやれると言うのだろう。

所詮、わが身を守りわが身を誇れるのは自分だけなのだ。

誇れるだけのものを残せるかどうかは、それもまた自分次第。

終焉のある物だと分かっているのに今を精一杯生ききれないもどかしさをどうにかしてみたい。

結局、悩んで悔やんで俯いて顔を上げるまでに時間がかかり、その度に大切な時間を消費して気付けば後ろを振り向いている。

それでも、気が付けば先に進んでいる。

後ろを振り向いている間にも、周囲は進み自分もまた進んでいた。

立ち尽くし、唖然とする自分がよく居る。

なんでこんなに時間が経つのは早いのだろう
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