ぽえむ君−夏音−/ぽえむ君
 
ぼくは詩を書きたい

季節のおとずれは
音と訪れを感じさせる

今日もまた

朝の散歩をしていると
夏の音に出会いました

草の上の朝露が
きらら きらら

野を彩る花々が
ゆらら ゆらら

茂る木々の葉が
はらら はらら

透きとおる風が
すらら すらら

風に流れる砂が
ざらら ざらら

照りつける陽は
じりり じりり

夏の音がする
夏の匂いがする
今日も夏が始まる

どこかで風鈴が
チリリン チリリン

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
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