ミタクラヤシン/山崎 風雅
 
葉を大事にしている

 生きている行為そのものが
 神聖な祈りであり
 日常の行為までもが祈りである

 僕がアメリカに行った時
 たまたまネイティブに親しい尼さんに
 お世話になったこともあり
 何人かのネイティブの人達に会った

 現代では昔のように藁葺きの
 テント暮らしということはないが
 共通していたのは
 その言葉の力強さだ

 スウェットロッジという儀式がある
 それはテントに火で熱した石を
 いくつか放りこみ
 水をかけてサウナ状にした状態で
 少なくて3、4人、
 多くて7、8人ぐらいが
 この世にある全てのことに
 感謝の言葉を唱え
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