ミタクラヤシン/山崎 風雅
葉を大事にしている
生きている行為そのものが
神聖な祈りであり
日常の行為までもが祈りである
僕がアメリカに行った時
たまたまネイティブに親しい尼さんに
お世話になったこともあり
何人かのネイティブの人達に会った
現代では昔のように藁葺きの
テント暮らしということはないが
共通していたのは
その言葉の力強さだ
スウェットロッジという儀式がある
それはテントに火で熱した石を
いくつか放りこみ
水をかけてサウナ状にした状態で
少なくて3、4人、
多くて7、8人ぐらいが
この世にある全てのことに
感謝の言葉を唱え
[次のページ]
戻る 編 削 Point(7)