花を集めて/シュガー・ソレイユ
 
私はいくつの花と出会い
心に映せるだろう

いくつもの花を枯らし
いくつもの幻を見
いくつもの花をつかみ損ねても

花はそこに
足元に
枕もとに
空を仰ぐ
その隣に

見失う時には
大地と青空と宇宙の存在に心を沿わす
木々と風と星々の声に耳を澄ます

迷う時には
眠りの中で
地球の欠片に戻る

産まれたときのように泣くのも良い
幼い日のように笑うのもいい

花はそこに
痛みを知る人に
喜びを噛み締められる人に
多く与えられるのでしょう
いつか花束に埋もれて
眠るまでは


花を集めて







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