ぽえむ君−夏花−/ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
楽しむことに一日を使うよりも
楽しめるものを探すことの方が
その一日は長い
今日もまた
朝の散歩をしていると
向日葵に出会いました
そこには
たくさんの向日葵が咲いている
大きい顔小さい顔
どれも光の射す方に向かって
きちんと勢ぞろい
強い風弱い風
どんなときにも真直ぐ茎を伸ばし
しっかりと立ち並ぶ
厚い雲薄い雲
いつも空を見上げて
やさしい笑顔で集まっている
向日葵たちの中に混ざって
眩しい朝陽に照らされた空を見る
幸せのある一日が見える
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
戻る 編 削 Point(6)