ぽえむ君−夏花−/ぽえむ君
 
ぼくは詩を書きたい

楽しむことに一日を使うよりも
楽しめるものを探すことの方が
その一日は長い

今日もまた

朝の散歩をしていると
向日葵に出会いました

そこには
たくさんの向日葵が咲いている

大きい顔小さい顔
どれも光の射す方に向かって
きちんと勢ぞろい

強い風弱い風
どんなときにも真直ぐ茎を伸ばし
しっかりと立ち並ぶ

厚い雲薄い雲
いつも空を見上げて
やさしい笑顔で集まっている

向日葵たちの中に混ざって
眩しい朝陽に照らされた空を見る
幸せのある一日が見える

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
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