ぽえむ君−願雲−/ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
一日の中で何かを創りだし
何かを残すことが一日である
今日もまた
朝の散歩をしていると
雲に出会いました
遠くまで澄み渡る青空の中を
白い雲が静かに流れる
流れながらも
その形を様々な形に姿を変え
地上に住むものに
地上に住む者の想う形に
映り過ぎて行く
流れながらも
何かを創りだし
何かを残して流れていくその雲は
地上に住むものに
地上に住む者の願う形に
映り過ぎて行く
今日の一日はかくあるべし
明日の一日をかくあるべし
雲は絶えず流れ
映り過ぎて行く
今日一日の願いを込めて
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
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