Poembar一行詩集/吉岡孝次
 

匠の技なれば、陰画の陰画も陰画。



「小誌」化社会



逡巡はいつもちょっとだけ長すぎる



動物占いだと「ニンゲン」



まるで「『白装束集団』を想う会」



菊川怜が面会したいテロリストは誰?



草の上、膝は崩れて



言語も割り箸も只だと思っている



そんなに悲しいなら盗んでゆけばいい



モールス信号で聴く『点と線』



俺はポスト俺



吉岡美穂の親戚じゃねえのかよ!



夜は語られてきた



この、疫病好きが。



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