雨/ことは
 
雨がいろいろ濡らしてく

君の笑顔
僕の右腕
彼の背中
彼女の肩

雨なんて嫌い
だいっきらい

そう呟いた日はいつだっけ

僕たちは皆一生懸命で
それは決して悪いことじゃないけど
それが時として悪いほうへ働いてしまうこともある

その時が、
今来てしまっただけ


ただ、それだけ。


それだけなのにね


あなたたちを揺るがす波が
どうか私には届きませんように




いまは乱さないで


いまは


いまだけは。



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