ぽえむ君−夏葉−/ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
小さな自分だから
大きな世界を見ることができる
今日もまた
朝の散歩をしていると
木々や草の葉に出会いました
強い陽射しの光を受けて
梅雨の恵に与えられ
葉は大きく広がる
優しい風で呼吸をし
肥沃な地の豊かさで養われ
葉は大きく広がる
鳥たちはその葉の中に隠れ
羽ばたく翼を整え
一時を小さく憩う
手のひらよりも大きい葉の中の
小さな命は大空を見上げ
夢を遥かに想う
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
戻る 編 削 Point(2)