死ぬまでにしたい10のこと/朽木 裕
たい10のこと」の2は、もう果たしてしまったことになる。
3.好きな人との暮らしの中で、貸し本屋を開く。
実は夢だったりする、貸し本屋。古書を愛する私が何故、古書店でないかといったら答えは明瞭。本を売りたくないから。蔵書と云うのは本当に宝で。特に古書店で買い付けたものに同じ状態の本はない。だから、というわけでもないけれど本を所有することが私の幸せである以上、本を売るわけにはいかないのだ、絶対に。かといって貸した本が汚れて返ってきたら私は大層嘆き悲しむのだろうが、そこはそれ。またの機会に考えることとする。
好きな人との暮らしはとても尊いものだから、貸し本屋にばかり時間を割く
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