死ぬまでにしたい10のこと/朽木 裕
 
ずっと変わらないことで8年間、死を見つめて言葉を紡いできた。偶には恋愛詩だって書くけれど矢張り根本はいつだって死で、それが恋愛詩の中にも見え隠れしていたりするのだ。初めのうちは、友達に見せたり詩を交換したりだったけれど、そのうちにサイトを立ち上げた。そして作品数をあらためて数えてみて詩集を出版化することを決めた。私は自分の考え、思想…と云えば少し大袈裟だけれど、死についての思考がこんなにも沢山の人を捉えるのだと知らなくて。色々な形で日本の何処かにいる人たちから真剣なコメントを貰えることに、とても驚いた。私の詩は大抵即興だけれどいい加減なものは発表したくないし、次々溢れ出す視覚化された言葉たちを大切
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