少しの憂鬱/AKiHiCo
貴方が私の前で微笑んで
優しい言葉をかけてくれる
私に似合うと言って
贈ってくれた宝石
私は貴方に何もしてあげられないのに
どうしてこんなにも
優しくしてくれるのか判らない
貴方は誰とでもすぐに仲良くなれて
友達も沢山いて私より周りには
いい人がいるというのに
どうして私だけを選んだの
私は何も出来ない容姿もよくない
なのに私をなぜ――
愛しい人が傍にずっと居てくれる
私は幸せだけれど
貴方はこんな私と居て幸せを感じられるの
自分を愛せない人が他人を愛せるはずがない
そう誰かが言っていたけれど
それは嘘で
明日私の元へ来ると言って
待っているから遅くなってもいいから
私には貴方しかいないの
貴方もそうであって欲しいけれど
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