世の中には二種類の人間がいる。/修羅
 
からなくなる。
しかし、周囲からは優しくされる。

前者は社会にとっては貴重な消耗品だ。
奇抜な発想と行動力で貢献してくれる。
そしてその分だけ敵を作り、精神を消耗していく。
最後は使い物にならなくなるが、それでもよく働いてくれた。

後者も社会にとっては悪くない資材だ。
謙虚な姿勢でどんな命令でも従ってくれる。
どんな無茶な注文や明らかに不公平な扱いでも、黙って従う。
不満は感じているだろうが、表に出さないから楽でいい。

前に出たがる人が幸せになるためには、「善い人」になればいい。
何かの役に立つような健全で有意義な行いなら、
いくら人より前に出てやっても少なくと
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