ぽえむ君−起立−/ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
自分が自分であるために
今日を今日とするために
心は起立する
今日もまた
朝の散歩をしていると
起きる心に出会いました
灰色の雲が流れる空は
今日一日の期待を重くさせ
冴えのない風は
今日一日の歩みを鈍らせる
それでも何かを見つけるために
自分が自分であるために
自分は自分なのだから
真っ白な雲を流れる空を
今日一日の望みとして浮かせ
清らな風を
今日一日の原動力として滑らせる
何かを見つけるために
自分が自分であるために
自分は自分なのだから
今日を今日とするために
心は起立する
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
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