めつぼうのひ そのに/青色銀河団
 
あかいほんにかかれた
しおりがよびかけるから
きょうおいらは
めつぼうします


このほしのひややかなこころに
よりそってさくしおりのはな
きょうおいらは
めつぼうします


あいしてるが
しからこぼれてしまうしおりのうた
きょうおいらは
めつぼうします


しおりがうたううた
いつもよるのかぜが
まつのむこうへはこんでしまう


ろうかのつきあたり
おしいれのなかにもしおりがいて
きょうおいらは
めつぼうします


ゆめのなかで
めざめてもひとり(しおり)だから
きょうおいらは
めつぼうします


あけがた
そらのあかるみに
にじがかかり
それはうたになりました

せいれいがうたう
しおりのうた
どうかきみにも
とどきますように



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