空と風と君の匂いは/ユメミ リル
 
だんだん
遠くにいってしまう 君を

追いかけるのはやめた

空と風と君の匂いは
優し過ぎて
苦しい

すぐ冷えてしまう
あたしの手を
包むのはいつも
君の温もりだった

また
冷たくなったり したら

たいへん
君を呼んでしまいそう


だから

君でいっぱいにしたよ
愛でいっぱいにしたよ






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