/朔良
 
語が嫌いです
もう諦めました
これに関しては
ああ この詩も諦めました
だって私には無理です
違うんだもん 全然
都心の雑居ビル街をフリスビーのように回転していく男根のかけらとあと弾痕のかけらと老いていく美とでんでんむしに囲まれた夜に脳味噌の中でしこたま推敲された言語的飛躍と脱臼の有効性はファべーラデ育った人間の強靭さと同じくらいむなしいように思いませんか。ライムなしいようにおもいませんか。つけてください、ライム。え?レモンしかないの?じゃ、いいですよ、レモンで。え?あ?そうなんですか?ええ、私もライムの方がすきなんですよね?あした?ああ、休みなんです。そちらは?ええ、ええ、ええ、へー
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