そう苛むな、過去よ/
蟻
疎くも、敏感でありたいと願う
それは決して叶わぬ思い
蛍光灯に輝くコップには
過去が詰まっていて
でもそれは飲めない
触れられない
それはもうなくなってしまったの
過去の一直線上に未来は無い
むしろ、線なんて無い
俺がいて
その下に現在がある
それだけ
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