ぽえむ君−流雲−/ぽえむ君
 
ぼくは詩を書きたい

人はどんなに不器用でも
自分の道を自分で創らなければならない

今日もまた

朝の散歩をしていると
雲に出会いました

空には雲が流れ
地上には人が流れる

雲は
時には清らに高く
時には濁り低く
漂い流れる

人は
時には可憐に穏やかに
時には不器用にせわしく
彷徨い流れる

いずこに流れるわけでもなく
その流浪の中で
出会いと別れを
共鳴とときめきを繰り返し
我が道なるものを創りだし
ひたむきに歩む

流れる雲は
遠くの空まで続いている

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
戻る   Point(4)