おしまいピエロ/
ラピス
ささくれた指で優しく音楽を奏でることはできない
掻き揚げた髪が汚れていたら誰も振り向かない
どこかで汽笛が鳴っているじいちゃんの昔の思い出
湖が七色なら魚は棲んでいない
今日も道化を演じて
悲しみで潰れそうだった
馬鹿にされたくない
だから先に馬鹿を演じて笑っていただいてお足はいただきません
ささくれたハートであなたを包むことはできない
同じ屋根の下にあなたがいて
今夜も背中向けた疲れ切ったわたしで痛い
戻る
編
削
Point
(1)