体温/
蛙の子
「生きている事」が
脆く儚く強く美しく
素晴らしい事を知ったとき。
僕は不意に涙を流す。
この感情を僕は知らない。
生まれたての子どもも
老いて朽ちて行く老人も
皆生きている。
手に取ることは出来なくとも
僕の血が熱く語る。
「生きている」
君を抱きしめたときに
感じる肌の温もりが
僕に生きる
活力と勇気を
与えてくれた。
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