ぽえむ君−闇夜−/ぽえむ君
ぼくは詩人
無は存在し
それは有の存在と
連続している
今日もまた
夜の散歩をしていると
闇に出会いました
何も見えず
つかもうとするものもなく
どこまでも深い闇が続く
これが無というものか
何も見えない空間は不安を
同時に脱却を神経に伝え
思わず走り出す
遠くの街灯へ
街灯の下は有の世界
道が見える
全てが見える世界は安心を
同時に定着を身体に伝え
ふと立ち止まる
振り返り遠くの闇へ
暗闇の中は無の世界
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい
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