キス/朽木 裕
 
って!」

「ごめんごめん!」


珍しく首根っこに回される君のやさしい腕
やっぱり君は体温高いなぁ


生きてるんだね。


体温を感じながら大人しくしていると
自分の心音が聞こえてくる。


私も生きているんだ。


嬉しくて嬉しくて
好きで好き過ぎて


その後、私がしたことと云えば
腰の痛い君を無理矢理押さえつけて。








たくさん、たくさんキスをした。
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