プリズム/美夜奈
 
Deception(まやかし) 深夜を駆け抜ける

  屈折したプリズムが 光と影の狭間を照らし出す
 決して混ざり合うことのない
           
       光と影

 上目遣いの瞳のその中に きっと私は映っていないんだ
   好きでもないなら 優しい言葉をかけないで
                 慰めの言葉もいらない

  私はもう何も出来ないから
        この気持ちを心に留めておきたいの

 ぬくもりのない身体で眠りにつくより
     少しでも暖かい方が
        どれだけ私を救うだろう
   
きらめく星を数えながら あの頃を想い出すの
    楽しかったあの日 うれしかった瞬間(とき)

 
 心に刻み付けて・・・・・       
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