ぽえむ君−鼓動−/ぽえむ君
 
ぼくは詩を書きたい

生きとし生けるものの声
それは生物だけではない

今日もまた

朝の散歩をしていると
鼓動に出会いました

それは吹く風の音
または川のせせらぎの流れ

常に変わらぬ場所で
その鼓動は
時には強く時には弱く
その脈をうつ

自然であるがゆえに
自然のままに

草花とともに
鳥とともに
生をともにする

風の鼓動が聞こえる
水の鼓動が響く

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
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