ぽえむ君−鼓動−/
ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
生きとし生けるものの声
それは生物だけではない
今日もまた
朝の散歩をしていると
鼓動に出会いました
それは吹く風の音
または川のせせらぎの流れ
常に変わらぬ場所で
その鼓動は
時には強く時には弱く
その脈をうつ
自然であるがゆえに
自然のままに
草花とともに
鳥とともに
生をともにする
風の鼓動が聞こえる
水の鼓動が響く
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
戻る
編
削
Point
(4)