ぽえむ君−月光−/ぽえむ君
 
ぼくは詩人

静寂なる空間は心を癒し
癒す心は静寂を創りだす

今日もまた

夜の散歩をしていると
月の光に出会いました

澄みきった夜空に
煌々と輝き
ぼくとぼくの心を照らす

その光にふと歩くのをやめ
その模様を認識する

喧騒なる一日を終え
静寂なる一時が始まる

時は静かに流れ
心はその流れに流され眠る

何かを思い
何かを考えつくも
生まれてくる言葉は言葉にならず
ただひたすら風に吹かれ
月光も朧げに揺らめく

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい
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