独占欲/蛙の子
欲しい「もの」を手に入れた。
一番綺麗な方法で 一番誰かが傷つくやり方で
僕の欲しい「もの」を手に入れた。
満足してるよ?
もう欲しい物はない。
手に入れた「もの」が
僕の手の内にあることが不服と言っても
僕のこの手から逃してやるもんか。
本当に 本当に
使い物にならなくなるまで
壊れてしまうまで
僕しか見えなく無くなるまで
僕の傍から離してやんない。
誰が何と言おうと
これは僕の「もの」なんだ。
毎晩毎晩 無理強いして「もの」を酷使する僕だから
目の前に現れただけで 「もの」は震えるんだ。
世界の終わりを見るような「目」で僕を見るんだ。
怒りと
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