砂がほころんで/
ミネ
けだるくなって
ぬぎすてたズボン
やーやー言って
砂と砂らが、ほころんだ
あなたは
珈琲をたしなむようにわたしを抱いた
あの夜も
その夜も
そしてこの夜は
夢のなか
ほころび落ちた砂を集めて畳八畳分
思いっきりバラまいてみたよ
おちていく赤星のようだった
わたしの子宮が、途方にくれていくようだった
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