十三夜/
ジム・プリマス
窓の外に
果てしなく広がる
夜の世界に溢れている
神秘的な月の青い光
それは
窓辺に座ったまま
頬杖をついている
私のちっぽけな精神に
言葉に出来ない言葉を
不思議な声でささやいている
星屑が奏でている旋律は
静かに私を震わせる
空のグラスに残った
氷の弾ける音が
とぎれがちに消えてゆく
十三夜
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