尾崎君への手紙/ジム・プリマス
 
きり言葉に出来る
数少ない人間の一人だった
そして
それを最後まで追い続けることが出来た
数少ない人間の一人だった
自分に言い訳をしながら生きている僕は
それでも心のどこかに
少しだけでもいいから
真実を求め続ける気持ちを
残しておきたいと思っている
そして
その気持ちがかけらでも残っている間は
きっと君のことを忘れることはないだろう
だから
その時が来るまでは
「さよなら」は言わないでおくことにするよ

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