永遠のガキ/山崎 風雅
コンビニまで下を向いて歩く
ヤケに喉が渇く
紙パックのお茶だけを買う
コンビニにはおっちゃんが店員をしてる
お客がかたまると
テンぱるおっちゃん
マニュアル通りにできず
自分の生き様を露出してしまうおっちゃん
腹のたつこと多きこのごろ
身がたたず
闇に引きずられていきそう
生贄がどうしてもほしい友人
いくつになったんだお前
中学生がすることだぞ
そんなことも言えない
言ったところで分かるはずもない
プライドだけは年相応
類は友を呼ぶと言う
自分にも悪いところがあるということか
勝ち負けにこだわる
なんでも知りたがる
自分が優位じゃないと
機嫌がわるい
お前は永遠のガキだ
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