どうせ ひまこ 「STAY」/m.qyi
けが叫んでいる。その叫びが元ネタのずうずうし
さによって、きっと読者か世間か歴史かなんかだろうが、そいつらによって、揉み消され
ているのに自分は指を咥えて涎垂らしている、その滑稽さなんだと思うようになった。ぼ
くは長い間ずいぶんうかつな読者だったんだろう。道路か横断歩道が傾いていたのか。
つまり、そういう詩というのは誰も読みたくない詩なんだろう。そういう詩はいつもきれ
いだ。そりゃそうだよ、きれいじゃなければ、疥癬持ちの女なんかと誰がやるかい。逆に
言えば、女の方はやりたくってしょうがないんだ。でもね、ぼくはセックスとか情愛とか
というのは、そういうものだと思う。疥癬持ちの男たち
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