そうだね/きみ
 
お姫様は月を見ている
いつかあの場所に行くんだって…
どこかしら懐かしそうでもある
仲良くしてくれるのはあの月だけ…
私のことを分かってくれるのは あの月だけ…
どうしてだろう
涙が出てくるよ
他に誰も私の事など分かってくれないよ

弱虫…
そんな言葉がお姫様の頭をよぎる
そうかもね
私は弱虫かも…
いつか強くなってみせます

誰にも負けないくらい…
私は強くなります

いつまでもおじいさんとおばあさんの
お世話になってばかりじゃダメね

そうだね
しっかりしなきゃ…
いつか月から迎えにくるの
私を迎えに…

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