想う、描く世界の/霜天
 
っているから
いつも、ゆらる、君の
例えばつかみどころのない口先
思えば海を志す人の寂しさの無い孤独な背中の
ほんの少し見せる仕草だった
かもしれない
いめーじ
あれやこれやと
残された者たちは
どこまでもいい加減だ

例えば泣くように
時には笑えるものだけを
imagine
想う世界のかたちの分だけ
地図は生まれ人は降り注ぎ感情は深く底なしに湧き上がり
君がいつか争い始めても
全て、想う通り、はずだろう


(間違えてばかりいるのはの限界なのか、何かが)


彼女は海に、泳ぐ
そう決めてみた
想う、描く身勝手さはどこも同じで
君もきっと描いた世界では
自由に泣いていたんだろう

imagine
想う、描いた分だけ
彼女はまた
生まれる
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