とりすてす・あらんと/モーヌ。
 
い ひかりが 包んで ゆく

ひとつの 円還して ゆく じぶんじしんの 死を 泣きながら

啼いたり さえずったり する ものたちが 一閃して

からだを 駆け抜けて ゆく ように

季節の ひかりに 招かれて いつも きみは そこに いる よう だった

さらさらと まっすぐに つまさき 立って

ぼくの 知らなかった 消えたりは しない

つばさの 波の 対流の さきを

駆けめぐる ように 渡って 羽ばたいて いった












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