小さな土の唄/
砂木
月の燃した小雪が
小さな風に産まれて
寝ている黒い土の上の枯れ枝に
微笑んで 触れて行く
土は 春を育むから
そのままでは いられないけれど
幾千億の時間の 今だけ
枯れた枝が 震える
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