ものおもい/こむ
 

いつもいつも のぞくことができなかった
他者のこころの おくそこの くらがりを
のぞけないのが あたりまえだと
いつか閉じた目の すきまから
こぼれてしまった 痛々しいもの
どうにもとりかえしつかず もどらず
もどかしく じだんだふんで
くりかえしくりかえし いつまでもくりかえす
あとへあとへともどる ものおもい
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