私の目に映るもの/朽木 裕
 
私の目に映るものの中で一番多いのは貴方
それは間違いないんです

だって本当に好きだから
一瞬でも目を離したくない

子供みたいな体温の
貴方の頬を両手で包むと

なんでかな

優しさが溢れて貴方に浸透していく気がするんです
あたたかな色が自分に備わっていく気がするんです

貴方が私をその目に映すとき
それは優しい私でありますように

ずっと一緒に居たいと思えるような
あたたかな私でありますように

昨日も今日も明日も明後日も
私の目に映るものは貴方

それは間違いないんです
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