ぽえむ君−清風−/ぽえむ君
 
ぼくは詩を書きたい

当然に疑問を抱かないことが当然ならば
疑問を当然とすることが疑問である

今日もまた

朝の散歩をしていると
清風に出会いました

この風は太陽からつくられ
太陽へと戻る

空で生まれ
動脈となり
大地に降りたち

静脈となりし後も
山々を越え
草原の中を吹き抜け
川に沿い

やがて海へ

太陽の光が手を差しのべ
抱きかかえ

新しい息を吹きかける

今ぼくはその中に立ち
頬を通り抜ける清らかな風から
命の循環を創りだす

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
戻る   Point(7)