そんなオレンジ/山本リョータ
 
らどんなに楽になれるだろうと真剣に考えていたら「何か企んでいるでしょ」と怒られてしまってやっぱり読まれてるのかなとまた少し悔しくて情けなくなった。
僕は単純な人間では無いと思っていたけど単純な人間など一人も居ないのだからそれは当たり前だと気づいたのは君という単純な人間に出会ってからで単純とはつまり純粋という事だと知ったのは君が僕の全てを知って笑ったあの時でつまり僕は君に教育されているという事なんだろうね。

今日もまたオレンジの匂いのする君の部屋を出ると見えたいっぱいのコンクリートを僕は何も考えないことでやり過ごし、ブーメランのように戻ってきた僕を君は爆笑と共に迎え入れ「やっぱりね」と呟くのでしょ?
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