エンジェル・エコー/モーヌ。
 
ルフォーズ を

いつまでも 見つめて いると

聖域(サンクチュアリ)を 渡る 小さな獣たちが 灼けて いた

母は 子を 見 子は 母だけを 見て いる

野を ゆき 川を 渡り 月を 越え 海を 渡って

まっすぐに 信頼を 孤木が そうある ふうに 立って いた

父は どこか ? 父は... 見えない けれど その 道ゆき

...辺りに 満ちて いっしょに

見つめられた 先に そっと...

そうして 繋がり 溶け ながら あふれて 灼けて いった

かたくな だった 夜の 横顔に

ぼくらが 謡った 晴れやかな たましいやら

花冠の 赤く そまった ちぎれた ことばたちの うえに






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