エンジェル・エコー/モーヌ。
月 星 を 必要と しないよ
陽光を 恋さない つれない 夜
あたりが 眠りの なかに あった 夜 に
茫洋な 空路から たましいの まなこたち が
目ざめを 見開いて 赤赤と 焦げ 落ちて
風と 歩む しかない 歩並を また 踏み かえし
はじめられた ほのうに 灼けて は 落ち
ほのかな 星屑の 騎行と 伴に 流れて...
幾筋もの 流れに それでも 星は 生まれた
こぼれて ゆく ありふれ ながら ありふれて いない
星の モノな 独白を ゆくに まかせて
頬の スクリーン 髪の スクリーン 無機物
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