サイズこそすべて/ZUZU
 
なかった
そのときその人にやさしくほほえんであげたその女のコを
ぼくは天使のようだとおもう

ぼくはぼくのサイズを
感謝してはいけない
それはぼくがぼくのサイズを
うらむのとおなじことだからだ
ぼくはぼくのぼくのサイズでしかない
たいせつなのはそれを知ることだ
知ってうけいれることなのだ
それしかないのだ

なんのたいこばんも
なんのほしょうも
なんのブランドもいらない
きみがきみじしんのブランドなのだ
大きいも小さいも
きっとえいえんになくなってしまう
きみのサイズを知るんだ
そしてうけいれるんだ




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