『囀り』/しろいぬ
 
歌うことに飽きて口を閉ざした夕べ

存在を辞めていいだけの理由を 幾つも抱えながら

飲み込んだ望み


囀るように 生きて

くちばしを 閉ざさないで

存在を誇っていいだけの理由は まだ 見つからないままで

吐き出した 願い

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