ぽえむ君−静寂−/ぽえむ君
 
ぼくは詩を書きたい

たとえ自分を見失ったとしても
進むべき道は必ず存在する

今日もまた

朝の散歩をしていると
静寂に出会いました
 
林の中
光をも遮り
薄暗いその空間は
永遠に続くかのよう

道を進めども
音もなく
風もなく

不安を抱くこの道には
ぼく一人

動くもの
音を響かせるものは
わずかに一人

道は続くようで
続いていない

自分で自分を見つけて
心に明かりを灯しながら

静寂は続く
進むべき道は必ず存在する

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
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